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2015年11月号-1 |
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『塩崎厚労相ら留任、1億総活躍担当相には加藤官房副長官』 |
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〜第3次安倍改造内閣が発足 |
安倍晋三首相が10月7日、内閣改造を行い、第3次安倍改造内閣が発足した。塩崎恭久厚生労働相や菅義偉官房長官、麻生太郎副総理・財務相らは留任。新設の1億総活躍担当相には加藤勝信官房副長官が就任した。安倍首相は内閣改造後の同日の会見で、第3次安倍改造内閣について「未来へ挑戦する内閣」と強調。「GDP600兆円」と「希望出生率1.8」と「介護離職ゼロ」を挙げ、「この三つの大きな目標に向かって新しい『3本の矢』を力強く放つ。そのための強固な体制を整えることができた」と今後の政権運営に力を込めた。 ■「『GDP600兆円』を目指す。経済政策の強化へ、麻生副総理ら留任」 安倍首相は会見で第3次安倍改造内閣について、「この内閣は、『未来へ挑戦する内閣』だ。少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。そして、高齢者も若者も女性も男性も難病や障害のある方も、誰もが今よりももう一歩前へ踏み出すことができる社会をつくる。『1億総活躍』という輝かしい未来を切り開くため、安倍内閣は新しい挑戦を始める」と強調。その上で、「戦後最大の『GDP600兆円』、『希望出生率1.8』、そして、『介護離職ゼロ』。この三つの大きな目標に向かって、新しい『3本の矢』を力強く放つ。そのための強固な体制を整えることができたと考えている」と述べた。 今後の政権運営については、「まず、これからも経済最優先。『GDP600兆円』を目指す。経済政策を一層強化していかなければならない」と説明。そのために、「麻生副総理、甘利大臣に留任していただいた。引き続きアベノミクスを支える骨格として、雇用を増やし、しっかりと所得を増やす。成長戦略を実行し、国民の皆さんが真に実感できる経済の好循環を回し続けていく」と述べた。 ■「『介護離職ゼロ』、介護を理由に仕事を辞めることない社会をつくる」 社会保障に関しては、「超高齢化が進む中で、団塊ジュニアをはじめ、働き盛りの世代が一人も介護を理由に仕事を辞めることのない社会をつくる」などと強調し、次のように述べた。 ■「早急に『1億総活躍社会国民会議』を立ち上げ、対策を取りまとめる」 「1億総活躍社会」に向けた政策に関しては、「まず、年内のできるだけ早い時期に、緊急に実施すべき対策第1弾を策定し、直ちに実行に移す」と強調。「加藤大臣には、早急に『1億総活躍国民会議』を立ち上げ、対策を取りまとめてもらう考えだ。さらには、2020年、そしてその先を見据えながら、三つの明確な目標に向かって、そして、いつまでに実現を目指し、さらには具体的にどのような政策を実行するのか。具体的なロードマップを『ニッポン1億総活躍プラン』として取りまとめてもらう」と求めた。 最後に、「やればできる。その強い自信を持って国民の皆さんと共に少子高齢化という構造的な課題にチャレンジする。『1億総活躍社会』という未来に向かって大いなる挑戦を始めたい」との決意を述べた。 |
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