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2016年12月号-1 |
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総人口が初めて減少。65歳以上が4人に1人超に |
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〜総務省が27年の国勢調査を発表 |
総務省が10月26日に発表した「平成27年国勢調査(確定値)」によると、外国人を含む日本の総人口(同1日現在)は、前回の22年調査に比べ96万3,000人少ない1億2,709万5,000人で、大正9(1920)年の調査開始以来、初めて減少した。また、総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は26.6%と過去最高を更新、4人に1人を超えた。一方、15歳未満人口の割合は12.6%と過去最低だった。
■ 東京圏で総人口の28.4%、上位9都道府県で5割超に 都道府県別で人口が最も多いのは東京都の1,351万5,000人で、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県、千葉県、兵庫県、北海道、福岡県の上位9都道府県で6,847万1,000人と全国の5割以上(53.9%)を占めた。また、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)で全国の4分の1以上(28.4%)を占めた。 都道府県別の人口増加率では、沖縄県が2.9%と最も高く、次いで東京都(2.7%)、埼玉県・愛知県(1.0%)など8都県で増加した一方、39道府県で減少した。市町村では、東京都特別区部、政令指定都市やその周辺市町村を中心に人口が増加したものの、1,419市町村(82.5%)で人口が減少した。 年齢別では、15歳未満人口が1,588万7,000人(12.6%)、15〜64歳人口が7,628 万9,000人(60.7%)、65歳以上人口が3,346万5,000人(26.6%)だった。総人口に占める15歳未満人口の割合を諸外国と比べると、日本はイタリア(13.7%)やドイツ(12.9%)よりも低く、世界で最も低い水準だった。また、総人口に占める65歳以上人口の割合を諸外国と比べると、日本はイタリア(22.4%)やドイツ(21.2%)よりも高く、世界で最も高い水準だった。 |
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