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2017年01月号-1 |
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過去最大97兆4,547億円の29年度予算案を通常国会に提出 |
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〜政府 |
政府が12月22日に閣議決定した平成29年度予算案は、一般会計の歳出総額が97兆4,547億円で、28年度当初予算と比べ7,329億円増となり、過去最大を更新した。来年1月に召集する通常国会に29年度予算案を提出する。
■ 一般会計の歳出、社会保障関係費が過去最大の32兆4,735億円に 一般会計の歳出は、政策的経費となる一般歳出が28年度当初予算と比べ5,305億円増の58兆3,591億円。このうち社会保障関係費は同4,997億円増の32兆4,735億円と過去最大を更新したものの、高齢化等に伴う増加額を概算要求基準の6,400億円から約1,400億円圧縮した。一方、歳入では、税収57兆7,120億円、公債金(新規国債発行額)34兆3,698億円などを見込んでいる。
■ 29年度予算のポイント、社会保障関係費の伸び「目安」に沿って抑制 財務省による「29年度予算のポイント」では、「『経済・財政再生計画』2年目の予算として、経済再生と財政健全化の両立を実現する予算」と強調し、▼誰もが活躍できる一億総活躍社会を実現し、成長と分配の好循環を強化。▼経済再生に直結する取組を推進。▼働き方改革を推進。▼一般歳出の伸びについて、2年連続して「経済・財政再生計画」の「目安」を達成(+5,300億円)。▼社会保障の持続可能性を確保するために、社会保障関係費の伸びも「目安」に沿って抑制(+5,000億円)──など6項目を挙げている。 |
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