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2025年09月号-1 |
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LIFE 加算対象拡大の要否、年内めどに取りまとめ |
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介護給付費分科会 |
厚生労働省は5 日、科学的介護情報システム(LIFE)の関連加算の算定対象に訪問系サービスなどを加えるかどうかについて、新たな委員会で今月中に検討を始める方針を社会保障審議会の介護給付費分科会に示した。それぞれの論点を議論し、年内をめどに取りまとめを行う。 委員会での主な論点は、訪問系サービスなどへの対象拡大の要否のほか、▽現場の業務負担を軽減するためのデータ入力項目の整理▽ケアの質改善の観点でのフィードバックの在り方▽LIFE 関連加算の構造−など。 国立長寿医療研究センターが開催する委員会には、学識者や事業者団体、専門職団体などの関係者が参加する予定。取りまとめは介護給付費分科会に報告し、改めて議論する。 介護施設・事業所で質の高いケアを提供していくため、2021 年度の介護報酬改定で科学的介護情報システム(LIFE)が導入された。その後、一定の介護事業所でLIFE関連加算が算定され、データの蓄積が進むとともに、事業所へのフィードバックの提供も行われている。 そうした中、重複した入力項目があることや、加算の対象外のサービスに適した評価項目の検討を求める指摘が出ている。こうした課題などを踏まえ、新たな委員会でLIFEの見直しの検討に着手する。 |
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