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2018年02月号-1 |
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PT・OTの養成、総単位数や臨床実習などを見直しへ |
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〜厚労省検討会、報告書案を大筋でまとめる |
厚生労働省は12月25日、「理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会」(座長=福島統・東京慈恵会医科大教育センター長)の第5回会合を開き、総単位数や臨床実習などの見直しを盛り込んだ報告書案を大筋でまとめた。今年度中に開かれる医道審議会の分科会で正式に決定した上で平成30年度に施行し、平成32年4月の入学生から適用する予定となっている。 報告書案では、理学療法士(PT)の総単位数を現行の「93単位以上」から「101単位以上」に引上げ、作業療法士(OT)についても同様に「93単位以上」から「101単位以上」に引上げる。臨床実習を拡充し、PT・OTともに現行の「18単位」から「22単位」とする。
■「大幅な見直しを求めるが、早急に実施されることが必要」 臨床実習施設の要件も見直す。実習時間の3分の2以上は医療提供施設で実施し、医療提供施設における実習の2分の1以上は病院または診療所で行うほか、訪問リハビリテーションまたは通所リハビリテーションに関する実習を1単位以上実施するとの条件も付けた。 報告書案では、「理学療法士及び作業療法士の教育に関し大幅な見直しを求めるものであるが、いずれも早急に実施されることが必要」とし、指定規則などの改正に着手するよう求めている。 |
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