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2023年07月号-1 |
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病院建設の平米単価、22 年度は 40.9 万円 |
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福祉医療機構 |
福祉医療機構は、2022 年度の病院建設(新築)の費用が 1 平方メートル当たり 40.9 万円だったとするリサーチレポートをまとめた。10 年度以降で最高だった 21 年度から下がったが、福祉医療機構では、高止まりだとしている。ユニット型特別養護老人ホームの建設単価は 10 年度以降で最高の 32.7 万円だった。 ただ、福祉医療機構では、建設費の高騰は福祉・医療施設だけでなく、建設業界全体に共通の傾向だとしている。 平米単価は、建築の延床面積(工事費対象部分)に占める建築工事費。22 年度の病院の単価は 24 病院の平均額を割り出した。サンプル数が少ないため、福祉医療機構では、全国の状況を反映しているとは限らないとしている。 集計結果によると、病院建設の 22 年度の平米単価は 40.9 万円で、10 年度以降で最高だった 前年度の 42.3 万円(15 病院)から 1.4 万円下がった。ただ、13 年度(23.9 万円)からの 10年間で見ると、22 年度は 13 年度の 1.7 倍に当たり、福祉医療機構では「依然として高い水準にある」としている。 介護老人保健施設(9 施設)の建設単価は 31.2 万円で、前年度の 33.4 万円(7 施設)から2.2 万円低下した。 また、ユニット型特養の建設費(37 施設)は 1 平方メートル当たり 32.7 万円。前年度の 30.9万円(43 施設)から 1.8 万円上昇し、10 年度以降で最高だった。 ユニット型特養の建設費は、サンプル数が少ない「中国・四国」と「九州・沖縄」を除く 6ブロックごとの平米単価も集計した。それによると、最高は「首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)」の 34.2 万円で、全国平均を唯一上回った。 最低は「東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)」の 30.7 万円だった。
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